ある日の活動に研修(スタッフとして入る前に2回参加してもらっています)として入った新人スタッフの感想で…
「いろいろな質問をされた。もっと勉強して教えてあげられるようになりたい。また逆に、乗り物のことは、私の知らないようなことを教えてくれて勉強になった。」と、日誌に書かれていました。
そして昨日、育成会の支援員さんがこんなことをおっしゃいました。
「いつもは『こうするんですよ。』と手本を見せる立場なんですが、かぎ針編みをする時は、利用者の方から教えてもらいます。その時の利用者さんの嬉しそうな顔を見ると、自分はずっとできないままでいいかなと思うんですよ。」と。
タイムケアは子どもたち対象の活動なので、ついつい「教える」という上から目線になりがちです。年上とか年下とか、障がいあるとかないとかに関係なく、人と人との関係は一方通行ではありませんよね。いろんなことを「教えたり、教えられたり」ができるといいなと思います。
では「あじさい祭り」「大村空港&野岳&シュシュ」「ボウリング」の様子をお知らせします。
●「あじさい祭り&外食&まちなか龍馬館」
先ずはシーボルト記念館へ行くと、彩り鮮やかなあじさいが出迎えてくれました。記念館の中をちょっとのぞいて、中島川へと移動しました。
あじさい祭りが開催中で、あちこちに色とりどりのあじさいが咲いています。お昼は大波止ターミナル内のレストランに行きました。以前、ジュースタイムで訪れた際、目をつけていた場所です。慣れない場所が苦手なお子さんもいますので、心配でしたが、みんなそれぞれ好きなものを選んで食べる事が出来ました。
その後は龍馬館へ行きました。館内のシアターでは、スクリーンの前に立ちはだかり、自分の踊る影を映して遊び始めた子がいて、スタッフを慌てさせましたが、どうにか座らせることができました。このように、私たちが思いつかないようなことをすることもありますが、慣れてくると想定内になって、多少のことでは驚かなくなり、楽しむ余裕がでてきますね。
●大村空港&野岳&シュシュ
リニューアルした大村空港に行き、展望デッキから飛行機を見ました。 「わあ~、ほら見て!」というスタッフの誘いに、「ほんとだ~!すごいね~!」という声が返ってくるわけでもなく、どちらかというと「…」という感じです。だからといって見ていないわけではありません。あきらめず声をかけ続けるスタッフなのでした。
空港でお弁当を食べてから、野岳に行きました。しばらく辺りを散策してから、お楽しみの「シュシュ」へ行き、好きなアイスを選んで食べました。 やっぱり、アイスってテンション上がりますよね
●ボウリング
この日は平日でしたが、高総体の代休日だったのでボウリングに行きました。どの子も楽しくプレイする中で、Aさんが、ピンが倒れると「やった~」と、大きな声で大喜び。いつもは大人しく物静かで、スタッフの問いかけにも、こっくりうなずいたり、「はい。」と言葉少ないお子さんです。 Aさんのあまりの変貌ぶりに驚きのスタッフでしたが、こんな一面があることを知り、とっても嬉しかったそうです。やっぱりスポーツって熱くなりますよね。
いろんな場面でいろんな顔を見せてくれる子どもたち。もっともっといろんな顔を見せてもらえるよう関わっていきたいなと改めて思ったスタッフなのでした。