育成会のタイムケアでは、子どもたちにたくさんの体験をしてもらうため、外へ出かける活動を重視しています。
活動の内容は、月1回のスタッフミーティングで決めるのですが、去年の計画を参考に、観光ガイドブックはもちろん、ネットでイベント情報を収集し、長崎市の広報あじさい、新聞やTVなど、ヒントになりそうなありとあらゆるものを総動員して、知恵を絞って絞って…でも、最後は絞っても何も出なくなり、「う~ん…」と、頭を抱えて沈黙 …と、このような状態が毎月繰り返されています。特に6月から夏休み前までの梅雨時と、夏休み中の活動計画の作成は、雨
と暑さ
との闘いです。屋根があるところ、涼しいところ、疲れない活動を…ということで、屋外の活動はほとんどできません。かと言って、室内ばっかりというわけにもいきません。雨と暑さ(お母さんスタッフには紫外線!)は、タイムケアの大敵なんです
今回もいろんなことを考慮しながら、子どもたちが安全に、楽しんで過ごせるように、そして仲間と一緒にたくさんの経験ができるような夏休みの計画を作成しました。 子どもたちが興味を持ちそうなことを考えて決めてはいるのですが、「うちの子、料理はできません。」「うちの子、エアロビはやりません。」などと、まだまだ満足いただけていない方もいらっしゃることでしょう。でも、1つ言えることは、やった事無いことには関心は持てません。面白いか、面白くないか、自分に向いてるか、向いてないかを知る機会をもつことも大事かもしれませんね。
実際、全く興味を示さなかったお子さんが、繰り返すことで、できるようになったということはよくあります。先ずはチャレンジ
ということで、育成会のタイムケアは チャレンジクラブ ”フレンズ”っていうんですよ~
さて、今回は「美術館&ハートセンター」「諫早青少年自然の家」「県民の森」をご紹介します。
●美術館&ハートセンター
今回の美術館は、芸術鑑賞というよりも、美術館内でのスタンプラリーが目的でした。
梅雨のさなかということで、建物の中に入れて、お金がかからなくて…などと考えた活動でしたが、スタンプを集めていくスタンプラリーは分かりやすくて、楽しめたようです。
帰りには屋上庭園に上がって記念撮影 今にも降り出しそうな空ですね。
午後からは、ハートセンターの室内でゲームをしたり、図書室で本を読んだりして過ごしました。
トランプは始めの頃、ルールがよく飲み込めない子もいましたが、スタッフがついて教えたりしているうちに、徐々に分かってきたようで、スタッフを加えて数人で楽しめるようになってきました。
また、黙々とブロック遊びに熱中するお子さんもいます。自由に遊んてみると、一人ひとりの好みや個性も分かってきて面白いですね。
●諫早青少年自然の家
雨や暑さ寒さの心配が要らない諫早青少年自然の家は、タイムケアにとって、ありがたい存在です。前日からすごい雨で、バイパスが通行止めになったりしていたので、行けるかどうか不安でしたが、無事行く事が出来ました。でも、「霧がかかって、すごかったよ~。」ということでした。
この日は木のペンダントを作りました。本当は周辺の植物などを材料にして作る予定だったのですが、お天気が悪かったので、カラーペンを使って思い思いに絵を描きました。残念ながら、その写真はありません(それは、スタッフがそれだけ一生懸命、支援をしていたということでもあるのです。
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この日は夢くらぶ(育成会の会員活動)から、成人の参加者もいらっしゃいました。
●県民の森
県民の森の木工館にお願いして、木を使った顔の製作を指導していただきました。
楕円の木に、竹や木ぎれ、松ぼっくりや木の葉や木の実などを使って目や鼻、口などをボンドで付けていきました。いろんな表情があって面白いですよね。どれも個性的です。見てるだけで、こちらも笑顔になっちゃいますね。
そしてアスレチックで存分に遊びました。
この日は梅雨の晴れ間で、とっても良いお天気になりました。
きっと日頃の行いのいい人が、参加者の中にいたのでしょうね
この日も、バスの座席に余裕があったので、夢くらぶから2名の方がヘルパーさんといっしょに参加されました。