今年の夏も暑いですね。でも、子どもたちはほんとうに元気です。 移動や買いものなど、建物から一歩出るとすごい熱気に包まれて、「ふう~」とため息が出るスタッフに対し、文句も言わずに平然と荷物を持って歩く子どもたちには、ほんとに頭が下がります。
さて、今月のタイムケア事業の目標(育成会では、全事業所がそれぞれ毎月職員の目標を立てています)は「いいところを見つけてほめよう」です。まだ社会のルールやマナーが身についていない部分が多い学齢期の子どもたちには、「…したらダメだよ。」と注意することも多いのですが、出来そうにない事をできた時は、もちろん褒めますよね。 でも、出来て当たり前の事は特別ほめたりしないで見過ごしてしまいがちです。
そこで、あえて「いいところを見つけて」なのです。バスや電車の中で静かにできないお子さんが、静かにできたら、「すごいね。がんばって我慢したね。」と言いますが、いつも静かにできているお子さんにも、「いつも、マナーがいいね。」と褒めてあげるとか、暑い中、歩いた後は、「よく、暑いのに頑張ったね。」 、お弁当を完食したら、「きれいに食べたね。」というように、ひとりひとりのいいところを見つけて褒めるようにしようというのが、タイムケアの目標です。
褒められる事で、子どもたちは自信を持ちますし、褒められている人は周囲の子どもたちの模範になります。
チャレンジクラブ“フレンズ”の子どもたちが、褒められる事でもっともっと成長してほしいという願いも込めた目標です。
では夏休み前半の活動をご紹介します。
●ドラえもん科学未来展
長崎歴史
文化博物館で開催された「ドラえもん科学未来展」に行きました。
透明マントやほんやくこんにゃくなど、ドラえもんの道具になぞらえた先端の科学技術が楽しく紹介されていました。
楽しい展示に、みんな興味津々。
●出張おはなし会
長崎市立図書館から「出張おはなし会」という企画で、ハートセンターに来ていただき、紙芝居や手遊び、指遊び、エプロンシアターなどを見せていただきました。
せっかく来ていただくのに、子どもたちが興味を示さなかったらどうしようかと、多少の不安はありましたが、実際はみんな最後まで集中して楽しんでいました。
「子どもたちがわかりやすいものを」と、事前にお願いしておいたのですが、退屈しないような内容や構成を考えて下さったようです。
市立図書館の岩崎さん、ボランティアの藤野さん、飯塚さん、ありがとうございました。
●KTN訪問
テレビ番組がどんなふうに作られているのかを見学しに、KTNにお邪魔しました。
ニュースやGopanが放送されているスタジオを見学させていただき、「見た事ある!」と、子どもたちもスタッフもテンションが上がりました。スタジオでは、実際ニュースが放送されているセットに座らせていただき、マイクまで使わせていただきました。気分ははすっかり、ニュースキャスターです。 また、テレビカメラも実際に触らせていただき、交替でカメラを回転させたり、ズームをしてみたりしながら、こちらはすっかりカメラマンでした。
今回は、モニターや機材がずらりと並んだ部屋も案内していただきました。スイッチを押すんじゃないかとハラハラするスタッフを尻目に、みんな終始落ち着いた態度で見学が出来ました。記念撮影もしていただき、その写真はKTNのホームページの会社見学のところにアップされています。よかったら見てください。
●小ヶ倉水園
夏と言えば水遊びですよね。と言う事で、夏休み恒例の小ヶ倉水園に行きました。安心、安全に遊べる良いところです。
周囲の草木もきれいに刈り込んであり、お天気もよくて、気持ちよく過ごす事が出来ました。足だけを水につけるお子さんや、大胆に水に入るお子さんもいて、それぞれの楽しみ方で、水遊びを満喫したようでした。
●電車でさるく
一日乗車券を使って、思いきり電車に乗ってみようということで、あちこちで乗り降りを繰り返しながら、いろんなところに寄り道して、贅沢に電車を利用しました。電車好きの子どもたちには楽しみな活動だったようです。
特に、暑いこの時期には、車内に入った時の冷えた空気がたまりません。
西洋館の電車博物館には、興味を引くような展示物や、電車の模型なども展示されていて、電車でさるくにふさわしい場所でした。電車のフロント部分が撮影 用に展示されており、帽子も被って運転士気分です。
●山里小プール
毎年夏休みには、山里小学校のプールをお借りして、水泳活動をしています。
なんと言っても貸し切り状態で思いっきり楽しめるところが、最高です。少しくらい大声を出しても水しぶきを上げても大丈夫。誰に遠慮する事もなく、のびのびと水と戯れました。
去年、なぜかプールの隅にばかりいたAさん。今年もやっぱり、プールの端ばかりにいます。スタッフが、中央に誘い出しても、またすぐに端に戻るAさんでした。そこが一番落ち着くのでしょうね。