6/16(木)にハートセンター調理室をお借りして実施しました、ヘルパー研修会の様子を紹介させていただきます。
・第15回は 「身体介護技術の講習」
・第14回は 「障害者の権利擁護について」
という内容で実施しましたが、今回の内容は 「食材ひとつで沢山おかず」。
そう、普段利用者様のお宅で調理の支援をすることも多いヘルパーさん同士の、アイデアや工夫を交換し合える場になればということで企画しました。
調理の研修はこれで2回目です。
助言者として、あじさいの家の調理員 浦川ちず子さんにも参加頂きました。
さて、今回のテーマ「食材ひとつで沢山おかず」ですが、ヘルパーの仕事は、利用者様宅の台所にある食材で献立を考えないといけない場面が多く、レパートリーに苦労する部分でもあります。
今回の研修は、“レパートリーの幅を広げる”のが一番の狙いです。
まずは6名づつの班で3班に分かれ、班ごとにくじ引きをしてもらいました。引き当てた食材でいかに沢山のおかずができるか・・・?という取り組みです。
一班が引いたのは“小松菜” ⇒(ほうれん草もよくあるみたいですね)
(他の食材として、全ての班に共通で豚肉、玉子、人参、玉葱、じゃが芋、しめじ、厚揚げなどが配られます。)
調理後にお聞きしましたが、さすがに3玉は多かったようです
メインになる材料が決まった所で調理開始です。各班でアイデアを出し合って献立を決め、60分間で料理してもらいます!
とても賑やかに、楽しく、かつテキパキと作業は進み、予定通り60分間で調理は終了。講評に入ります。他の班が何を作ったのかもとても気になります・・・。
・おひたし ・玉子とじ ・煮びたし
・白和え風 ・サラダ ・スープ
の六品。もちろん全てに小松菜が使用してあります。
ポイントは、小松菜のシャキシャキ感を損ねないように調理されていたことです。
キャベツの2班は五品。
・ロールキャベツ風 ・白和え ・ナムル風
・ポトフ ・肉巻き (あッ、キャベツ使ってなかった!笑)
2班のポイントは、キャベツの芯まで使用したこと。ナムル風になりました。
・なます ・煮物 ・きんぴら
・玉子焼き ・サラダ ・ふろふき大根 ・味噌汁
ポイントは、煮物からサラダまで、素材をフルに使用していたことです。
それぞれの班に説明をしてもらい、ポイントなどについて質疑応答をしました。
「は~、なるほど。」
「へ~、生姜を!」
など、感心の声や発見が飛び交い、参加者各々が、今後のご利用者様宅での家事援助に活かせそうです。
最後は皆で試食会をしました。
色合い、味の濃さ・薄さ、塩分の強さなどを確かめながら、自分の班、よその班のを食べ比べて参考にしました。
この調理の研修は、実際の研修としての狙いもありますが、普段1人で仕事をするヘルパーさん達の意見交換・交流の機会としても、とても有効に感じます。今後も定期的に開催し、研修&交流の場にしていければと考えています