11月12日に 第17回ヘルパー研修会を開催しました。
今回は、「江平・山里地域包括支援センター」の職員の方を講師にお招きして、
「認知症サポーター養成講座」を受講しました。
認知症を正しく理解しサポートするという全国的な取り組みで、
認知症サポーター100万人キャラバンとして、2005年から
10年間かけてサポーターを100万人養成し、
認知症になっても安心して暮らせるまち作りを目的とした
活動です。サポーターは既に100万人を達成したそうです。
どうして認知症になるのか、年齢相応の物忘れと認知症の違いや、
何故、被害妄想や徘徊などが起こるのかというお話がありました。
「認知症の本人に自覚がない」というのは大きな間違いで、「最初に
おかしいと感じ気づくのは本人で、誰よりも一番心配なのも、苦しい
のも、悲しいのも本人である。」という言葉が心に残りました。
その後、被害妄想(財布が無くなった)と記憶障害(ご飯を食べたことを
忘れてしまう)の事例をもとに、認知症の方やご家族への対応方法に
ついてグループワークを行い、ロールプレイしました。
グループワークでは、経験を重ねたベテランヘルパーさんの意見や
体験談がとても参考になりました。
講座を受けた方は全員「認知症サポーター」になり、サポーターの証のオレンジリングをいただけます。
今回は23名のサポーターが誕生しました オレンジリングは本来ブレスレットなのですが、身分証明書につけました。
この講座は、受講者が5名集まれば
一般のご家庭にでも
地域包括支援センターの職員の方が 出向いて講座を開いて下さるそうですので、皆さんも是非、「認知症サポーター養成講座」を受けてサポーターになってください
この研修で学んだことを活かし、認知症の方が安心して在宅生活を送れるような支援を心がけていきたいと思います。