コロナ禍にあって、2年連続で定期総会も中止になってしまい、事業報告や今後の展望など、理事長の考えは広報で読んでいただくしかありませんでした。そこで育成会のことや事業のこと、会員活動のことなど直接理事長に聞いてみようということで、8月は「理事長を囲んで」と題して、定例会を開催しました。
事前にメールでもご意見をいただいていたのですが、時間が足りなくなってしまったので、メールで寄せられたご意見については広報あじさいを通して少しずつご紹介させていただきます。
「土日ショートステイを利用しているが、特にこれといった活動がないので本人が退屈している。外出や制作などなにか活動を取り入れてほしい。」「グループホームでの平日の夕食前後、テレビだけではなく楽しく時間が過ごせるよう、本やゲームなどがあるといい。」「育成会で申し込むと全国大会などの交通費が高いので、もう少し安くしてほしい。」「法人後見、親の会としてなんとか実現に向けた取り組みをしてほしい。」「強度行動障害者の支援についてもう少しドクターや心理師など専門職も含めたいろんな人との知恵の出しあいで支えてほしい。」「ショート利用時に抗原検査を求められたが、毎回あるの?」「会報の会計報告は目で見て分かりやすくできないの?」など、ご意見・ご質問など様々なご意見をいただきました。
理事長からは一つひとつに丁寧に説明をいただき、「それぞれの事業について、利用者の希望や改善すべき点は管理者に伝えます。」と約束していただきました。「法人後見については、難しい現状はあるものの、全国手をつなぐ育成会連合会の動きを参考にしながら進めていきます。」という言葉に、「後見利用を目指した取り組みを望んでいるので、先ず研究するセクションを作ってほしい。」と会員さんからも声が上がりました。
始まる前は「どんな意見が出るのかドキドキする。」と緊張気味(?)の理事長でしたが、最後は「育成会は自浄作用のある会でなければならない。言いたいことは何でも言ってしっかりコミュニケーションをとっていきましょう。」と結ばれました。終了後は「やってよかった。また機会を作りましょう。」と緊張が解けた笑顔で話されていました。みなさん気軽にご参加ください。
9月の定例会は育成会に実習に来られているお二人の大学生とのおしゃべり会を予定しています。保護者の方に聞いてみたいことがあるそうですので、ご参加いただき障害についての理解を深めていただく機会になればと思っています。
とき:9月17日(金)10:00~12:00 ところ:育成会生活支援センター会議室(大橋町)