育成会からのお知らせで告知していました「体験してみよう、知的障害 理解してもらおう、知的障害」研修会が11月23日(木・祝)に開催されました。
この研修会は全国手をつなぐ育成会連合会より助成をいただき、広島県手をつなぐ育成会「あび隊」をお招きして開催しました。「あび隊」のみなさんは知的障害の疑似体験を通じて障害理解を広める講座を開催されており、ここ4年間で出動回数186回、受講者総数は10100名にも上るほど活発に活動されています。
疑似体験には、「あび」としか言えない人が相手に必死で伝え、言う方も聞く方も「伝わらない、分からない」もどかしさを体験する「あび王国」や「少し」や「きちんと」を絵で表現し、抽象的な指示がいかに分かりにくいかを体験する「絵を描いてみよう」やペットボトルの穴から指示されたものを探す視覚体験、ざわついた中での声を聞き取る聴覚体験など、障害のある人が日ごろどれほどの大変さや困難を抱えているかを感じてもらう内容となっていました。役者ぞろいの「あび隊」の4名のみなさんの広島弁を織り交ぜた退屈させない語り口に、参加されたみなさんも終始笑顔でした。参加者から「子どもの辛さを考えていなかった。」「斬新な体験に感動した。」「言葉で伝えることが本当に難しいと思った。」「知的障害の子供の気持ちが少しわかった。」「これまでで一番いい研修だった。」など感想を頂きました。
参加者からいただいたアンケートには、「私もやってみたい!」という声も上がっており、長崎市育成会としても自分達ができる啓発活動を盛り上げていかなければと触発される熱い研修会となりました。