平成最後の定例会はいよいよクライマックスの「親心の記録」記入パート5です。「親として支援者に伝えたいこと」では、好みや生活習慣などからどんな人生を送ってほしいかまで、箇条書きにしてみると伝えたいことがたくさんあり、親の思いがあふれる内容となりました。「こどもの健康とその対応」については入院の手続きや介護や延命措置など気の重くなるような項目が並んでいました。中には、これを親が決めてもいいのだろうかと疑問を持つ方もいらっしゃいました。
親なき後も本人が好きなことを諦めず、楽しみながら生活できることが親としての切実な願いです。障害があっても豊かな生活の質を求め、親なき後も出来るだけ充実した生活をコーディネートしていただけるように、この冊子をわが子の支援に役立てたいと言われていました。まだまだ、書き足りないところもありますが、完成させたことで親なきあとの準備が一つできたような気持になり、みなさん小さな達成感を得られたようでした。
●シリーズ全て参加された宮坂季代さんの感想
どう伝えればいいのか迷いながら書きましたが、ほかの方の話が参考になり足りないところを付け加えることもできました。本人の老後など考えると辛い部分もありましたが、みんなで話をする事によって前向きな気持ちになれたと思います。書きながら現在の息子の状態も見直し、どのような支援が必要か考えるよい機会にもなりました。将来の為にという気持ちでしたが、すぐに活用できるので、周りの支援者の方に伝えていきながら、定期的に見直して、状態により変更や付け加えたりしていきたいと思います。記録の必要性は感じていましたが、なかなか一人では取り掛かることができなかったので、今回定例会がよい機会となり完成できて本当に良かったと思います。
5月の定例会は広報あじさい139号でもお知らせしましたが、ケアホームさくらにショートステイ用の居室が5室増築されましたので、以下の予定で見学に行きたいと思います。必ず事前にお申し込みをお願いします。
5月17日(金)10:30~11:30 10:25までにあじさいの家に集合(お車の方はできるだけ乗り合わせてお越しください)
お申し込みはタイムケア事務局☎095-5677まで