まだまだ寒い日が続いていますが、桜の花が咲き始めているところもあり、暖かい春もそこまで来ているようですね。
2月18日(火)10時より定例会を開催しました。
今回は、「みんなで知る見るプログラム」(*下記参照)の中にある「さいころトーク」のワークを参加された皆さんに体験していただきました。
さいころの目には「家族」「仕事」「余暇」「友達」「障害」「夢」というテーマがあり、その出た目のテーマごとに書かれた10枚の質問カードから1枚引いて答えるというものです。例えば、「家族」の目には『今、家族と一緒に住んでいますか?』といったカードがあります。みなさんゲーム感覚でさいころを振り、どんな質問が出るのかドキドキしながらも楽しんで答えてくださいました。
実際にやってみて、すぐに答えられるものや、日頃は考えないような質問に考え込んでしまうものなどありましたが、話をしていくうちに自分の気持ちや考えに気づいたり、他の参加者についてもその人のことをよく知ることができたようです。家族の中でも、本音が聞けそうなのでやってみたいという意見も出ました。また、初めての人同士でもお互いの距離が縮まりそうなので、障害のあるなしに関わらずいろいろな場面で活用できそうですね。
このワークは、障害のある本人が答えやすいように質問が具体的に書かれていますが、内容を上手く理解できなかったり言葉で表現するのが難しい方などが使う時には、支援にも工夫が必要だと感じました。
「みんなで知る見るプログラム」をやってみて、自分の気持ちがわかったり、出来ることや良いところがたくさん見つかると、仕事や生活をする上で自信につながっていくのではないでしょうか。また、苦手なところがわかればそれを補うための方法を一緒に考えたりすることで、可能性も広がっていくといいですね。
*「みんなで知る見るプログラム」・・・障がいのある人たちが、自分のこれからの夢や可能性を見つけたり、障害(苦手なこと)について考えたりするため のワークショップ(全日本手をつなぐ育成会作成)
長崎市育成会では、このワークショップでの司会進行や調整をするための本人のファシリテーター養成講座も開催しています。養成講座を終了された22名のファシリテーターの方は、3月9日に開催したFICS主催の「みんなで知る見るプログラム」でのワークの説明や、進行などに活躍していただきました。各事業所でも、このプログラムを活用しています。
<3月の定例会>
3月19日(水) 13:00~15:00
タイムケア事務局(茂里町電停前ローソン2F)にておこないます。