どうする?誰がする?

10月7日~9日は、長崎のお祭り「おくんち」が開催され、お天気に恵まれて大変賑わっていたようです。

また、12日からは長崎がんばらんば国体、11月1日からはがんばらんば大会が開催されることになっており、全国から参加される選手の皆さんにも是非頑張っていただきたいと思います。

9月18日(木)13時より「どうする?お金の管理」というテーマで定例会を開催しました。

これまでの定例会でも、お金の使い方や管理の仕方などの話をする機会はありましたが、今回はお金について収支をわかりやすくするためにシートを使い金額を記入しながら参加されたみなさんと一緒に考えてみました。

本人の収入は、工賃や給料と障害基礎年金などでわかりやすいですが、支出については、親子で一緒に住んでいると月々いくら位のお金が本人にかかっているかわかりにくいのではないでしょうか。家賃や食費、光熱費に加え衣類や携帯代、休日の外出費などあげるときりがないですが、これを全て本人だけのお金を使うと考えてみたところ、予想以上に高額であることに気づき皆さんも驚かれていました。実際にグループホームなどに入所すると、本人の収入で生活をすることになるので自由に使えるお金も限られてしまいますね。本人が安定した生活を送るためには、お金の使い方を管理していくことが必要となってきます。

現在、年金については母親が管理している方がほとんどで、使う時には本人に了解を得ながら使っているとのことでしたが、本人に年金のことを知らせていない方もおられました。それは、本人が年金を受給していることを知ると、あてにして働く意欲をなくしそうだとか、話をしてもわからないだろうからと思われているようです。

工賃や給料などの管理は、本人も把握がしやすいので任せている方もいらっしゃいます。自分が管理することで、働いたお金を使う楽しみが増えたり、使い方の工夫にもつながっていくといいですね。親がいつまでも、今と同じような状況でお金の管理ができるとは思えませんし、いつかは誰かにお願いする時がくるでしょう。親に代わる人を考えたときに後見人をつけることも一つの方法ではありますが、成年後見制度についての理解も不十分であったり手続き等も煩わしく感じ、親が元気でいるうちは何とかなるだろうと思われているようです。

そこで、10月の定例会では、行政書士の立山氏をお招きして、成年後見制度への理解を深めたいと思います。素朴な疑問にも答えていただきながら、制度を身近に感じてもらえるような機会になっていくといいですね。

 

<10月以降の定例会>

10月16日(木)10:00~12:00 タイムケア事務局(茂里町電停前ローソン2F)

                      立山行政書士をお招きして、成年後見制度の疑問をお聞きしましょう。

11月13日(木)13:00~15:00 ハートセンター5F 調理訓練室

                      パティシエからお菓子作りを教えていただきティータイムをたのしみましょう。