今年もあと数日となり、街の市場や商店街もすっかり新年を迎える準備が進んでいます。気忙しい時期ですが、くれぐれも体調には気を付けてお過ごしください。
１２月１４日（月）の定例会は、今年最後ということで一年の振り返りと、皆さんの心配事の一つでもある「もし私が倒れたら・・・」というテーマで話し合いました。
毎日の生活は、いつもと変わりなく続いてほしいものですが、もし皆さんが病気やケガ、事故などで急に入院することになった時、子どもの世話を誰に頼めばいいのだろうと、不安になってしまうことがあるのではないでしょうか。
今回は、ご自分が病気になり入院された方々に体験談をお話しいただき、親も子も安心して過ごすためにはどうしたらいいのか皆さんと一緒に考えてみました。
子どもが自宅で生活できるように、家族や親戚に手伝ってもらいながら、入院治療された方や、子どもの世話をするために、ケガをしても入院せずに通院で治療をされた方もおられました。父親は、子どもの細かいところまで把握していない場合が多く、仕事もあるので頼ることはできないと、皆さん一様にあきらめておられたのが印象的でした。
短期入所も必要な時にすぐ利用できるとは限らず、それならば早い時期に子どもがグループホームなどで生活を始めておくと安心できるのではないだろうかとの意見も出ました。しかし、本人が家族と生活したいと望んでいる場合もあり、将来について子どもと話し合っておくことも大事なことではないかと気づきました。たくさんの意見交換をしながらも、安心できる方法は見つからないように思っていたところ、「困った時には育成会へ相談してください。できるだけ望まれる生活へ向けてのお手伝いをさせていただきますから、まずは発信して下さい。」と、長島理事からの力強いアドバイスがありました。相談することで、会員の思いに寄り添った支援につながっていくとのことに、みなさんの表情も明るくなり気持ちも楽になられたようです。安心して生活するために頼りになる育成会であることを改めて感じた定例会でした。
今年は、テーマを決めてのおしゃべり会に加え、さるくや調理など新しい企画も取り入れ、多くの皆さんに参加していただきました。来年もまた、参加したいと思っていただけるような内容を考えてまいります。ぜひ、遊びにいらしてくださいね。
今年一年、会員の皆さまには大変お世話になり、ありがとうございました。よいお年をお迎えください。
＜平成２８年１月以降の定例会＞
１月１９日（火）１３：００～１５：００ テーマは未定
場所：タイムケア事務局（茂里町電停前ローソン２Ｆ）にて