成年後見制度を学ぼう!

障害のあるなしに関わらず、判断能力の低下に伴い必要性が高まる成年後見制度。成人した知的障害のある人も親や兄弟姉妹など金銭管理や身上保護をしてくれる人が高齢や病気事故などで判断能力が低下した場合、成年後見制度の利用が必要になってきます。今回の定例会は岡山県社会福祉協議会主催の成年後見制度オンラインセミナーを参加者の皆さんと視聴しました。

今まで何度となく研修会などで勉強してきた”成年後見制度”ですが、制度的なことを漠然と理解していても、利用する立場になってないので遠い存在に感じてしまいます。今回の研修会は、実際運用に取り組まれている社会福祉協議会の方や民生委員、金融機関、行政の方のお話が中心だったので具体的なお話を聞くことが出来、イメージしやすい研修会でした。ただ残念ながら知的障害のある人に特化した内容ではなく高齢者中心のお話が多かったため、多少物足りなさを感じた方もいらっしゃったようでした。しかし障害のある子を持つ自分自身も高齢者となるため、「”わがこと”でもある話なので、身につまされた。」と感想を持たれた方もいらっしゃいました。いずれにせよ、登壇された方々が繰り返し提言されてしたことは福祉、金融、行政等の各機関の垣根を越えた連携の重要性でした。

熱心に視聴される参加者の皆様
岡山のメイン会場と厚生労働省をつないでのパネルディスカッション

コロナ禍で今まで行われた大人数か一堂に会する大会や講習会が開催できにくい昨今ですが、リモート研修会という形態になり今まで参加できにくかった都市圏開催の研修会を受けることが可能になりました。今後も会員の皆様が興味を持たれそうな内容の研修会をご案内できればと思います。

 

出動!!長崎よかよか隊

長崎市手をつなぐ育成会の知的障害理解啓発キャラバン隊「長崎よかよか隊」が2月17日(水)に松浦市福島町にある市立福島養源小学校に出動しました。これは昨年12月に松浦市で開催された県育成会主催の研修会が縁で、その時参加されていた同校の教頭先生に、「特別支援教育研修会」へお招きいただいたものです。

県内とは言え、車で行くには長崎県と直通の交通手段はなく、佐賀県伊万里市と島を結ぶ橋を通って行くようになっています。当日は雪がちらつくあいにくの天気で、帰りは田畑や山は白く覆われているところもありましたが、幸いトラブルもなく往復できました。翌日は朝から積もってバイパスも通行止めになったので、もし1日違っていればアウトでした。

研修会には小中学校の先生や特別支援学級の保護者さん、近隣の保育士さんや町の民生委員さんたちにご参加いただき、校長先生も一番前の席に陣取ってお付き合いくださいました。

雪がちらつく中、集まってくださいました。検温、消毒、マスク、ソーシャルディスタンスを守って実施されました。

伝えたいのに伝わらない体験で「ゲナゲナ」というゲナ語では伝わらず、ジェスチャーOKの許可が出て、動作を繰り返す校長先生。ご協力いただき感謝です。

抽象的な言葉は伝わりにくいという体験。右下は「ちゃんと」を絵にしたもの。線がちゃんと並んでいる様子だそうです。

こちらの「ちゃんと」はちゃんとした人を表したそうで、ちゃんとしているのできらきらと輝いています。

不器用さの体験。軍手を二重に付けると指先が思うように使えません。いつもは簡単にできることもなかなかできずに四苦八苦。加えて「急いで!」「きれいに!」と声を掛けられ、焦ってますますうまくできません。

雪の予報は大当たり!帰るころには田畑や家の屋根はうっすらと白くなりはじめ、無事に帰りつくのかと不安をあおられました。

みなさん私たちの話を最後まで熱心に聞いていただき、感激しながら帰途に就きました。滞在時間2時間半の出動でしたが、あとで福島町は美しい棚田や群生する椿、活きクルマエビがおいしいところだと知りました…。残念!

コロナ禍でのグループホーム支援とは?

新型コロナウイルスの感染が確認されてから約一年が経過しました。長崎でも当初こそ感染者が少ない状況でしたが、現在第3波と呼ばれる感染者数の増加が見られ1月16日から緊急事態宣言が発令され、感染の恐怖に怯える日々が続いています。各育成会事業所でも感染予防のため、施設内の消毒や換気の徹底、作業や昼食などの活動時の三密回避、健康観察など色々と感染対策を講じながら事業を続けています。では生活の場であるグループホームでの支援はどのように行われているのでしょう?

1月後半のとある日、グループホーム十人町の日中支援を体験してきました。日中支援とは午前9時から午後4時までグループホームでの食事の提供、生活支援、健康観察等を行うことです。コロナ感染が報じられた当初から感染予防に努めて支援を続けられているようですが、入居者の周辺に濃厚接触者(PCR検査は陰性)がおられると分かり、さらに徹底した感染予防を講じたうえで生活支援をされていました。入居者のみなさんには基本各自の部屋で過ごしてもらい、食事は各お部屋に配食、トイレなどに部屋から出て来られたら動線を消毒、共有スペースは常時窓は開けたまま、時間を決めての検温も徹底されていました。利用者の皆さんはジグソーパズルをしたり、音楽を聴いたり、楽器を弾いたりしながら各お部屋で思い思いに過ごされていました。『新しい生活様式』を呼びかけられて各自対応していても、第3波の到来以降、今や誰が感染してもおかしくない状況です。”グループホームでの生活を支援する”ことは利用者の方の命を守るという大変責任が重い業務だと思いますが、世話人さんは日々神経をとがらせながらもきめ細やかに支援されていると実感しました。

育成会には現在12か所のグループホーム、ケアホームがあり、スタッフとして一緒に働いてくださる方を募集しております。毎日でなくてもご自分の都合がいい時間にお仕事してみませんか?詳細は長崎市手をつなぐ育成会のHPをご覧いただき、育成会グループホーム支援センターにご一報ください。

「障害のある人の余暇活動の充実について」

障害のある人の余暇活動の一つとしてヘルパーさんとの外出がありますが、ご家族とあるいはお一人での外出を好まれる方は今まで移動支援はあまり必要性を感じられなかったかもしれません。しかし、長時間のマンツーマンでの支援は必要ないけど、ピンポイントでちょっとした支援をしてくれる人が同行してくれたらもっと余暇活動が充実するのに、、、と考えられる方は少なくないのではないでしょうか。例えば、映画館などの施設や乗り物のチケット購入時、外食時の注文の際、また電車やバスの乗り換えなど支援してもらえるともっと活動の幅が広がるかもしれません。加えて友達と一緒にお出かけした時に困ったときだけ支援してくれるヘルパーがいたらいいのにと思われてる方もいらっしゃるかもしれません。そこで長崎市の日中一時支援事業である移動支援のグループ型支援について育成会ヘルパーステーションの蛭子課長に説明いただきました。友達同士やグループホームの入居者同士でのお出かけに活用できそうなサービスに、参加者の皆さんも興味津々のようで、使い方についていろんな質問があがっていました。その後は移動支援について課長と意見交換の時間となり、日頃皆さんが感じていることや要望などにお答えいただきました。また遠くは熊本へ移動支援を利用してヘルパーさんと行かれた話などいくつかの活動内容を具体的に教えていただき、「楽しそうな活動!」とか「そんな利用ならうちの子も楽しめそう!」など様々な声が上がりました。いずれにせよそれぞれ自分に合った支援をしてもらうことで余暇活動の幅が広がり、余暇の充実が図れれるようになるといいですね。

次回の定例会は1月19日(火)10:00~12:00 育成会大橋事務所会議室で「親心の記録」を皆さんで記入してみましょう。一昨年5回シリーズで取り上げたテーマですが、歳を重ねたことで変化した状況もあるかもしれません。何かあった時に困らないためにも、最新の情報を記入し常々アップデートしていきましょう。

 

 

 

「障害のある人の感覚過敏と低反応」

長崎市手をつなぐ育成会では全国知的障害児者生活サポート協会の後援を受け、研修会を企画し、11月に実施を予定していました。しかしコロナ禍の現在、一堂に会する研修会ではなくDVDで講演を視聴する研修会の形態に形を変えて行いました。今回は「障害のある人の感覚過敏と低反応」というテーマで長崎大学生命医科学域子どもの心の医療・教育センター教授の岩永竜一郎先生に講演いただきました。岩永先生は発達障害のある人の感覚分野の権威で、まだ発達障害のある人の感覚の問題が注目される前から研究されています。私たちは知的・発達障害のある人の不適切行動に目を向けてしまいがちですが、実は感覚の問題でそういった行動に至っているケースもあるようです。感覚の違いを理解した上での関わり方で改善するケースもあるとのお話に、「もっと早くにこの話を聞きたかった」という声や「事業所の職員や学校の先生に同じような研修を受けてもらいたい」という参加者の方もいらっしゃいました。

後半は長崎よかよか隊が感覚過敏の疑似体験を行いました。聴覚過敏や視覚過敏の疑似体験は初めて体験される方も多く、実際体験することで改めて知的・発達障害のある人の感覚の問題からくる生きづらさに気づかれたようでした。今後も育成会事業所に従事されている職員さんや育成会会員さん向けに研修会を開催したいと思います。

クリスマスには手作りのケーキを!

今月の定例会は会員同士の親睦を深めるために、そして来月のクリスマスを意識してシフォンケーキ作りを楽しみました。久しぶりの調理の活動とあって参加者の皆さんは和気あいあいと、和やかな雰囲気の中ケーキ作りの作業に取り組まれました。卵黄と砂糖を攪拌する作業では苦労されている方もいらっしゃいましたが、最後には全員がご自宅用のケーキを完成されラッピングも施しました。参加者の皆さんは「お店で買ったケーキみたい!」とか「ケーキなんて久しぶりに作った」「オーブンでだんだん膨らむ様子がかわいい」と喜ばれていました。最後には試食用に準備していた紅茶シフォンケーキをフルーツや生クリームでデコレーションし、優雅なティータイムを楽しみました。

コロナ禍の中で初めて迎えるクリスマス。シフォンケーキをデコレーションしたクリスマスケーキで”おうちクリスマス”を楽しんでいただけたらと思います。

次回の定例会は12月17日(木)10:00~12:00 大橋町の育成会生活支援センター会議室にて『コロナ禍における障害のある人の余暇活動の充実について(移動支援グループ支援型の具体的な動き)』というテーマです。withコロナで今までのような集団での余暇活動が制限される中、移動支援のグループ支援型の活用が注目されています。育成会ヘルパーステーションに蛭子課長に説明していただきます。この機会に皆さんで移動支援のグループ支援型について考えてみましょう!

 

 

 

 

 

オンライン研修会 第2弾!

withコロナの新しい生活様式が定着しつつある昨今、一か所に会する研修会からオンラインでの研修会へと形態が様変わりしつつあります。前回の定例会に引き続き、今回もオンライン研修会を会員の皆さんと共に受講しました。今回は東京都育成会主催「コロナのなか、対人支援が必要な人への『こころ』と『体』の距離の上手なとり方」というテーマで、テレビ等でも活躍されている明星大学准教授で公認心理師の藤井靖さんに専門家の立場から、家族や周囲との精神的な距離の取り方、言葉のかけ方など心に負担をかけない対処法をお話しいただきました。
淡々と日常を過ごしていても誰もが大なり小なり感染のリスクや終わりの見えない不安からくるストレスを感じていると思います。お話の中で具体的なストレス対処法として紹介されたのが、コーピングリストです。コーピングリストとはリラックスする方法をリストアップしたもので、その方法をたくさん持っているほどいいそうです。参加者の皆さんには時間の都合で10個だけ列挙していただきました。読書、音楽鑑賞、SNS投稿、食べ歩きなど好きなこと、したいことを挙げるだけで皆さん笑顔になり、楽しそうな表情で和やかな雰囲気になりました。また、リラクゼーションの技法として、10秒呼吸法、漸近的筋弛緩法など具体的なストレス対処法や自分の心を追い込まない方法など多くの発見がありました。最後は「心のエネルギーを補充するには安心感、楽しい体験、認められる体験が大切です。」とお話を締めくくられました。
コロナ流行後,私たちの生活は以前とは一変しました。いつ終わるともわからないコロナ禍でも心のエネルギーを補充して、元気に乗り越えていきたいものですね!
今年も早いもので残すところ約2か月弱。今年のクリスマスはケーキを手作りしてみませんか?皆さんでシフォンケーキを手作りし、それぞれご自宅用にケーキを作りお持ち帰りいただきたいと思います。もちろん試食に用意したものをおしゃれに飾っていただきますよ!
日時:11月16日(月) 10:00~12:00
場所:ハートセンター 5階 調理訓練室
参加費:600円前後

知的・発達障がいがある人の「医療とお金」 オンライン研修会を受講!

 今回の定例会はコロナ禍の昨今、脚光を浴びるオンラインセミナーを参加者の皆さんと受講しました。このセミナーは障害のある人向けの保険を手掛けられているぜんち共済株式会社様が主催され、知的・発達障害がある人の医療とお金について全国手をつなぐ育成会連合会常務理事兼事務局長の又村あおいさんが講師となりわかりやすく講演されました。前半は「医療」について、特に今一番気がかりな新型コロナウイルスに知的障害のある人が感染した場合、あるいは感染疑義者となった場合のリスクや、ぜんち共済で過去保険料を支払った実績を基に障害のある人がかかりやすい病気のことなども説明されました。後半は地域生活に必要な「お金」について就労形態、福祉サービスの利用、障害基礎年金受給の有無で変わる経済状態をわかりやすく試算表化され解説されました。表にされることで収支のバランスが一目瞭然でわかりやすく、参加者の皆さんも興味深く聞かれていました。最後には全国で視聴されている方から質問も受け付けられ、一問一答形式で丁寧にかつ的確に答えられていました。
 セミナー後の参加の皆さんとの話し合いでも、知的障害のある人が新型コロナウイルスの感染者または感染疑義者となった場合の不安や先日長崎県にも接近した大型台風などの災害時避難方法、避難場所など話題になりました。今までの日常と違う新しい生活様式にのっとりながらも色々な事態を想定しなくてはならず、障害のある人の家族としては悩ましい問題です。今回のセミナーは不安要素を洗い出し、共有でき良かったと感じました。また、新型コロナウイルス感染疑義者となった場合の受け入れ機関や対応など直接行政に問い合わせ、その結果を会員の皆様へ広報していきたいと思います。また、今後も今回のようなセミナーがあれば会員の皆様へお知らせしていきたいと思います。
 次回の定例会は10月28日(水)10:00~12:00 育成会生活支援センター 会議室にて東京都手をつなぐ育成会主催のオンライン
セミナーを視聴しましょう。テーマは「コロナのなか対人支援が必要な人への『こころ』と『からだ』の距離の上手なとり方」です。周囲の人と適切な距離をとるのが難しい知的障害のある人はコロナ禍の中、どのような支援が必要なのでしょう?皆さんで考えてみましょう。

わが子を手放すとき…

 障害のある子の親として、いつかは来るかもしれない”わが子を手放す日”に不安を抱く方は多いと思います。今月の定例会はTVで放映されたドキュメンタリー番組2本を視聴した後、参加者で感想を話し合いました。2本の番組とも強度行動障害のある自閉スペクトラム症の男性が親元を離れるための第一歩を踏み出す姿を描いており、1本目は自分の定年を目前にした父親が終活を考え強度行動障害の息子の将来と向き合いその行く末を考えるというもの、もう1本は強度行動障害の息子を育てる限界を感じもっといい環境で生活させるためわが子を手放すまでの様子を描いたものでした。

 現在、全国に8,000人程度の強度行動障害の人がいると思われるものの、その実態は詳細には把握されておらず、番組で取り上げられた2つの家族とも強度行動障害の息子を支える毎日に疲弊し、子どもが安心して生活できる場所を探されていました。昼夜逆転の生活を立て直すための1か月の入院の日、子ども自身が気持ちを落とし込むための長い葛藤の末、自ら入院病棟に入って行く姿に「喜ばしいことだけど切ない」と涙ながらに心情を吐露されるお母様の姿に、胸を締め付けられる思いでした。子どもへの愛情だけではどうしようもない現実を突きつけられた一方で、強度行動障害がありながら24時間3交代の重度訪問介護サービスを受け、アパートで独り暮らしをされている男性の姿に勇気づけられた参加者の方もいらっしゃったようでした。わが子の将来についてお聞きすると「今は(障害のある子どもと)二人暮らしで子どもがいないと自分自身がダメになってしまいそう」「親子3人、今は幸せ。先のことはその時考える」「自分(親)の入院をきっかけにショートステイを利用し始め、今年の春からグループホームに入居している」「施設入所を考えているが自分が元気な時はまだ大丈夫!体調が悪いと明日にでも入所させなければと思いが揺れ動く」など参加者の皆さんも将来について考えは様々でした。いずれにせよ相談支援事業所や福祉サービス事業所、それにもまして何かあったら手助けしてくれる親同士とつながり、家族だけで孤立しないことが大切だと改めて感じた定例会でした。

 次回の定例会は9月12日(土)10:00~12:00
 育成会生活支援センター 会議室
 ぜんち共済主催のオンラインセミナー「知的・発達障がいのある人の『医療とお金』」を皆さんで受講したいと思います。全国手をつなぐ育成会連合会の又村あおいさんが講師として、知的障害のある人の医療とお金について講演されます。貴重な研修会の機会ですので、皆さんお気軽にご参加ください!

子育ての悩み どうしてる?!

7月の定例会は、会員でない方もお誘いし、学齢期のお子さんをお持ちのお母様たちと「子育ての悩み、どうしてる?」というテーマで話し合いました。

お悩みで複数の方が挙げられたのは、初めての場所あるいは新しく会った人に対し困らせる行動をして、相手の反応を窺う試し行動に困っているというものでした。本人なりのコミュニケーションの取り方なのかもしれませんが、唾を吐いたり相手の嫌がる言葉を言ったり人を押したりすることは、親にしてみればやめてほしい行動です。慣れればしなくなると分かっていても、人目もあり注意しないわけにはいきません。親の怒る表情を見てさらに喜ぶという場合もあり、とてもお困りの様子でした。さらに、できるのにできない振りをして相手の出方を見るというある意味高度な甘えのテクニックを駆使する(?)お子さんもいました。また手持ち無沙汰になると爪を切ったり手足の皮膚をむしったり自分の身体をつねる行動をとるお子さんもいて、はさみや爪切りを隠したり、できるだけ手持ち無沙汰にならないよう気を付けているというお話も複数の方からありました。これらのやめてほしい行動に対しては「してはダメ」という声掛けより「しなくて偉かったね」という、しなかったことを褒めるという方法が提案されていました。

悩みを誰に相談するかという話題では全員が療育施設や学校のママ友を挙げられ、同じ境遇のなかまの存在はいつの時代にも大きな力になるようです。残念ながら相談相手にはあまり名前の挙がらなかったご主人についてお尋ねしたところ、「悩みを解決するまでの過程を知ってほしいのに結論ばかり口にする」「わが子との相性がいまいち」「主人だけど長男のような存在」「普段いないのでほぼ事後報告」「わが子のできることとできないことが分かってない」など、厳しい意見が多数でした。もちろん「送迎をしてくれる」「ダイナミックな遊びをしてくれる」など障害のあるお子さんのことはかわいがってくださっている様子が分かる意見もあったことをお父様の名誉のため付け加えておきます。

8月の定例会ではテレビのドキュメンタリーのDVDを観て「親の終活、わが子の将来」というテーマで話し合いたいと思います。

と き:8月20日(木)10:00~12:00

ところ:育成会生活支援センター(大橋町)会議室