この数日は、吹く風も涼しく一気に秋の気配を感じるようになってきました。
芸術の秋・スポーツの秋・食欲の秋~みなさんは、どんな秋を過ごされますか?
9月20日(木)13時より「意思決定」をテーマに定例会を開催しました。
自分の意思で日々を過ごすということは、ごく自然なことのようですが、障害のある人たちは自分の意思を持ち正しく伝えて日常の生活を送ることが出来ているのでしょうか?
本人にとって、食べ物の好みや休日の過ごし方など、これまで経験があるものは比較的判断しやすく意見も伝わりやすいようです。しかし親は、本人の意見を聞いて決めたり、やりたいことをさせていると思っている反面、その決め方には自分の都合で本人の気持ちを誘導してしまうこともあるようでした。また、本人にとっての興味や関心事が多すぎて、やりたいことの全てができないこともあり、そのような時には、本人の気持ちを大事にして、ただ否定するのではなくお互いに歩み寄りながら決めることも必要になってくるでしょう。
親は子どもにとって良かれと思い、勝手に判断して決めてしまうこともありがちです。特に、 重度の障害がある人の場合には「自分で決めることはできない」と思い込んではいないでしょうか。たとえ言葉に出せなくても、顔の表情・頷き・目の動きなどあらゆる方法で意思を伝えているのかもしれませんね。日頃の関わりの中で、本人の意思を引き出せるよう、寄り添いながらその思いを汲み取っていきたいものです。
障害があっても、自分の意思を持ち決定する経験を重ねていくことで「自分らしく生きる」ことが実感できるようになるのかもしれません。もし、本人が決めたことで上手くいかなかったとしても、やり直すための方法やその機会を一緒に見つけて、応援できるようになりたいですね。
月いち定例会では、皆さんとおしゃべりしながら「自分だけじゃなかった」とか「そうなんだ~」と思ったり、新しい発見もありますよ。初めての方も大歓迎です。一人ではちょっと・・・と思われる方は、是非お誘いあわせお越しくださいね
お待ちしています。
<10月の定例会>
10月19日(金) 10:00~12:00 タイムケア事務局(茂里町電停前ローソン2F)でおこないます。