今年のゴールデンウィークはお天気に恵まれ、行楽地は賑わっていたようですが、皆さんはどのように過ごされましたか。最近は、日差しも強くなってきましたので、体調にはお気を付けください。
今年度最初の定例会を4月22日(月)10時より「伝えておきたいこと」をテーマに開催いたしました。
これまでの定例会では、子どもたちが安心して暮らしていけるように、親としてどのようなことを望んでいるのか、特に親亡き後についての思いなども話し合ってきました。
今回は、参加された皆さんに「37(みんな)のそなえ」(*下記参照)を見ていただきながら、話をすすめていきました。「37のそなえ」とは、37項目について自分のことを記入するノートです。自分自身のことを書くことで、気持ちや考えに気づき、さらにそれを誰にどのように伝えていけばいいのかの参考になればと思います。生活に関することや、家族への思いなどを伝えるきっかけになるといいですね。
また家族への思いの中には、障害のある子どもについてのことも含まれるのではないでしょうか。
生活の場のことを考えるとグループホームやケアホームを希望される方が多くありましたが、きょうだいを頼りにされている方や、逆にきょうだいに負担をかけたくないと考えている方もいらっしゃいました。グループホーム・ケアホーム以外でも支援を受けながら生活ができるような環境も望まれますが、家庭の状況によっても様々なので本人やご家族の方とも相談しながらじっくり考えていかなければならないようですね。
改めて本人の障害特性や好み、日常生活についてのことなどをまとめてみると、新しい気づきがあり、また、支援をしてくださる方には心強いものになりそうです。
本人だけでなく、親も自分らしく生きていくために、伝えたいことを形にすることで気持ちが前向きになり、少しでも安心できるようになるといいですね。
定例会では、テーマ以外のことでもたくさんおしゃべりしています。初めての方も、気軽にお立ち寄りくださいね。
皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。
* 「37(みんな)のそなえ」・・・認知症などで判断力が衰え 自分の思いを伝えられなくなったようなときに 家族をはじめ、支える人たちが 介護・看護、死後の対応について 判断に迷ったり、困ったりすることがないよう 現在までの状況と 老後・死後に対する願いなどをまとめたもの。 (長崎県手をつなぐ育成会 発行)
<今後の定例会日程>
5月21日(火) 13:00~
6月19日(水) 10:00~
場所 : 育成会タイムケア事務局(茂里町電停前ローソン2F)にておこないます。