貴方は今後の育成会に何を望みますか?

創立60周年のアニバーサリーイヤーとなる令和元年度の定期総会が7月6日㈯に開催されます。今回の総会のテーマは「手をつないで60年 新しい時を見つめて これからもずっと」です。これからの育成会を見据え、会員、本人、職員一体となり、親なき後これからの育成会への期待をシンポジウム形式で発表、討議するそうです。

会員定例会でも会員の生の声を届けられるよう、「今後の育成会に望むこと」をテーマに話し合いました。将来、子どもの居住の場となるであろうグループホームなどの充実(数と質)を望む声が多く上がりました。また、福祉業界の職員の定着率の低さも、会員として危惧されてるようでした。わが子の障害特性に慣れた頃職員が退職し、新しい職員にまた一から説明しなければならない現状は育成会以外の事業所を利用されている方も同じ状況のようでした。労働力不足といわれて久しい昨今、職員の確保自体難しいと思いますが親としては、専門性を持った職員の定着に今後もより一層法人として取り組んでいただきたいとの意見がありました。

また福祉サービス利用に関して制度的な課題や問題点がいくつか上がりました。公的な福祉サービスで補えない点も育成会ならではのインフォーマルなサービス(生活ヘルプ等)を活用しつつ、運動体として行政に働きかけていかなければならないと感じました。また障害のある子の親や家族の将来の不安に寄り添う「親なきあと相談室」があれば心強いのではないかとの声もありました。

「お母さんたちがいなくなったら(倒れたら)どうしたらいいの?」というご家族、特に兄弟姉妹からの問いかけに、「困った時は育成会に連絡しなさい!と答えている。」とおっしゃる方もおられ長年の育成会が果たした役割の大きさを実感しました。いずれにしても育成会は親の会という大前提のもと、”親の会だからこその支援””親の立場に立った支援”をこれからもずっと追及してほしいというのが会員皆さんの思いのようでした。

次回の定例会は講師を招いて「ハーバリウムワークショップ」を行います。ハーバリウムとはオイルにきれいな花や緑を閉じ込めたものです。素敵なお花をオシャレな瓶に詰めて、自分だけのハーバリウムを作ってみませんか?わずかな時間、日常を離れ優雅なひと時を過ごしましょう!

7月18日(木)10:00~12:00 育成会大橋事務所会議室 会費(材料代)1,000円程度 申しこみ締め切り 7月8日(月)まで ※材料の注文がありますので、申し込み期日までにお申し込みください。