「どんなことしてくれるの?」長崎市権利擁護・成年後見支援センター

8月の定例会は長崎市社会福祉協議会が今年4月に開所した「長崎市権利擁護・成年後見支援センター(通称「権利擁護センター」)」について知ろうということで担当の方をお招きしお話を伺うことにしました。当日は総合相談支援課課長、権利擁護センター相談員、長崎市女性サポートセンター相談員の方3名にお越しいただきました。

長崎市社会福祉協議会の総合相談支援課の課長田中さんと「権利擁護センター」相談員の白石さん

参加されたみなさんは「権利擁護」や「成年後見制度」についてのお話に熱心に耳を傾けられていました

最初に長崎市の社会福祉協議会の相談窓口についてお話があり、どこに相談していいか分からない方のために「しゃきょう”なんでも”相談」という窓口があること、親に何かあったときの”3つそなえ”として①どこに住み、どこで働くのかという「居場所のそなえ」②誰とつながっておくのかという「支援者のそなえ」③本人の願いをかなえるための「生活費のそなえ」についてお話しいただきました。

後半は「権利擁護」と「成年後見制度」についてのお話で、権利を守る福祉の仕組みとしての「成年後見制度」と「日常生活自立支援事業」のそれぞれ内容や違い、メリット・デメリットなどについても丁寧に分かりやすく説明していただきました。そして長崎市からの委託業務でもある4月開所の「長崎市権利擁護・成年後見支援センター」がどのような活動をしているのかについてのお話もありました。市民や関係機関から寄せられる制度や申し立てに関する相談に対応されていますが、もうすでに120件の相談を受けられているとのことでした。相談料や出張費用はかからないそうで、とても身近な相談窓口になりそうです。

終了後にはみなさんからいくつも質問が上がり、ひとつひとつに丁寧に回答いただきました。聞きたいことがあればいつでも呼んでくださいと言っていただき、社協さんがさらに身近に感じた定例会となりました。(詳しい内容は広報あじさい172号で報告します。)

9月の定例会はFNSドキュメンタリー大賞作品「彷徨う居場所~親なきあとわが子の居場所は~」を視聴し、親なきあとの居場所についていっしょに考えてみましょう。9月19日(木)10:00~12:00の予定で、育成会支援センター会議室で行います。