年度末になりました。今年度も慌ただしく、毎年のことですが何となく利用者の方も職員もソワソワされているように感じます。年度が変わるということは環境が何かしら変わる、という経験が心にも体にも刷り込まれていて、ドキドキもワクワクも多い時期になるのかなぁと考えるところです。
そんな中、誰かにちょっとしたことでも気にかけてもらうということは嬉しいなぁというきらりほっとです。
みなさんちょっとした変化に気づかれる方も多いのですが、「髪切った?」「メガネ変えた?」など一言かけてもらうと、気にかけて見ていただいているんだと、嬉しいというか有難く思います。私は変化に気づくのが苦手だったのですが、気にかけてもらう嬉しさをいただいたので、気がけて気づいて言葉で伝えようと努めているところです。「髪切りました?」と伝えたところ「Aさんは昨日言ってくれましたよ」と言われました。精進したいと思います
Bさんが廊下に長くおられたのですが、普段あまり関わりのないCさんが休憩時間にBさんのコップにお茶を入れて持ってきてくださいました。関わりが少ないようでいて、よくコップがわかっていて、持っていってあげようと思って行動してくれたことにきらりほっとしました。喉が渇いているんじゃないかなぁと気にかけてくださって嬉しいですね。
Dさんは週末に作業帽子を持ち帰る際に、班の職員の分も持ってきて渡してくれました。ご自分のことだけでなく、気にかけてひと行動してくださいました。
Eさんはモニタリングのときに、職員のお茶には湯呑茶たくが無いのに気づくと、ご自分のものと交換してくれました。あれぇ無いなぁと心配してくださったのだと思います。
気づいたことを言葉や行動に変えて伝えてくださったときに、その気遣いや優しさに嬉しくなります。そもそも気がけてくださっていること自体が嬉しく、きらりほっとすることがたくさんあります。先日職員会議でも話題にしましたが、集団生活は思い通りにいかないこともありストレスを抱えることもありますが、集団生活だからこそ得られることもたくさんあります。他の人に気にかけてもらう嬉しさや、他の人に優しくしてもらうこと・優しくして喜ばれることの充足感は集団生活だからこそだと思います。