お二人の会話に きらりほっと

1~2ヶ月に1回のペースでご紹介する予定でしたが、本日のきらりほっとを挙げたいと思います。

朝から利用者のAさんから「話を聞いてもらっていいですか?」とありました。就労継続の事業所を目指しているAさんが、就労継続の事業所を以前利用されていたBさんに質問をされたそうです。

Aさん「Bさんは何で生活介護なのに通ってるの?」             Bさん「僕は生活介護に行ってるんじゃないとよ。夢工房みどりに行ってるんだよ」

Aさん「Bさんは何でそんなに怒らないの?職員や他の利用者に何か言われたときにイライラしないの?」                          Bさん「僕は夢工房みどりのみんなを家族と思っているからイライラしないし、怒らないんだ」

という会話だったそうです。Bさんの返答は職員としても嬉しいですし、内容が素敵だなと思いましたが、こういう会話ができるAさんも、そしてお二人の関係性も素敵だなと思いました。

そして最後にAさんは「Bさんの言葉を聞いて私も同じように感じられるようになりました」と言われました。

私は「朝から素敵な話をいただいてありがとうございます」とお伝えしました。

みなさん生活の中で色々な想いや葛藤を持ちながら過ごされていますが、そういう気持ちを伝えあえることはとても素敵だなぁと感じました。

そういうお二人は本日も昼休みに他の仲間も誘って、ご自分たちで次の本人活動「さいころトーク」の打ち合わせをされていました。他の利用者の皆さんに質問する内容の検討やわかりやすく説明するためのイラストを話し合われていました。本人活動準備委員会ではどの利用者の方にもわかりやすい工夫を考えてくださっているお二人が、お互いの気持ちを会話され、その内容の素敵さにきらりほっとしました。

いいとこ発見『きらりほっと』

以前『きらりほっと』という造語をご紹介しました。これはヒヤリハットという言葉と同じリズムで作った言葉です。

支援を行う中で危険や事故などをどのように回避するかということや利用者の課題点に関することなどの検討が多くなされますが、日々の生活ではそのようなことばかりが起きているわけではありません。

利用者の皆さんのちょっとした行動が『きらり』と輝いていたり、利用者の皆さんのちょっとした言葉に『ほっと』させられることがたくさんあります。

ヒヤリハットは事故を防ぐために「突発的な事象やミスにヒヤリとしたり、ハッとしたりするもの」を見つけるものですが、『きらりほっと』は、利用者の皆さんの素敵な姿や心が温まる瞬間を見つける取り組みです。

今年度は積極的に『きらりほっと』を見つけ伝えあうことで、夢工房みどりのウリである雰囲気の温かさやモットーの一部である「誰でも自分らしく過ごせる居場所でありたい」をもっともっと向上させたいと思っています。

 

ブログでも時折紹介していきたいと思います。特別なことばかりではなく、日常のよくある一場面がほとんどかもしれません。しかしながら私たち職員もそういう『きらりほっと』に癒されながらすごさせていただいています。

 

今月もいくつか挙がったのですが、その中から一つ。

利用者の方には色んな性格の方がおられます。

ある利用者の方はご自分のことをされるときに「していいのかな?」という感じで声をかけられるのを待たれがちでした。

しかし、昨年度から事業所の本人活動に参加され、人前で話をすることもできるようになられました。

そして今年度、ご自分から職員に声をかけ、水筒を見せながら「水筒新しくなりました」と言われたり、よく周りを見られ困っている仲間がいたらスッと手助けをしてくださります。

少し前までは受け身な性格であるとの印象でしたが、ご自分から嬉しく感じたことを話したいと思われていたことがわかったり、仲間想いの行動を積極的にされる姿に、少しの驚きとともに『きらりほっと』しています。

春祭り

5月7日(土)の休日営業日に、春祭りを行いました。

当日は午前中は創作。昼食休憩を挟んで午後にレクリエーションをそれぞれ行いました。

昼食時には、少しでも『春』らしさを感じてもらいたいと思い、鯉菓子を提供しました。

今回のレクリエーションは、おにぎりの絵をめくって裏に書いてある具の絵合わせをする『おにぎり神経衰弱』です。

午前中の創作の時間に作成した梅、わかめ、鮭などのおにぎりカードを皆でめくり合わせました。

トランプで行う神経衰弱とはまた違った面白さがあり、皆さん楽しまれていました。

新年度は新しい班、仲間と共に

4月1日に令和4年度の開始式を行いました。

A班、B班、C班と3つの班に分かれ、スクリーンや資料を見て今年度の夢工房みどりのことについて、話を聞いていました。特に、新しい班の仲間が誰なのか皆さん気になる様で、資料を広げて確認する様子が多かったです。

 

仲間だけではなく、席やボックスの位置も新しくなり新鮮さが感じられました。開始式の後は各班で、新しい仲間のことを知るために自己紹介を行いました。自分の好きなこと、頑張りたいことなど話し、盛り上がっていました。午後は班長や当番決め、各班の委員会ですることを確認しました。

班や仲間だけではなく年度が変わることでいろんなことに変化がありますね。わくわくと楽しみなこと、どうしようと不安になること、いろんな気持ちがあると思いますが、1つ1つ皆さんと関わりながら今年1年も一緒に過ごしていければと思います。

広報委員会の発表

2月24日(木)に、みんなの会の活動の中で広報委員会の発表を行いました。

広報委員会は毎年発表の時間の中で、みどりのそれぞれの委員会の紹介をしているのですが、今年は生活委員会がテーマでした。

この日に向けて広報委員会の方は、9カ月かけて取材や撮影を通してビデオ作品の作成を行ってきました。

当日は、ビデオを見る前にみんなで生活委員会の皆さんが日頃、どんな仕事をしてくれているのか話し合いを行いました。

 

話し合いをしてからビデオを見てもらったためか皆さんの反応は例年より良く、ビデオが終わった時には拍手喝采が起きました。

みなさんが日頃頑張っていることを改めて振り返る、いい機会になったと思います。広報委員会の皆さん、お疲れさまでした。

新年親子の集い

新年あけましておめでとうございます。

1月8日(土)に新年親子のつどいがありました。今年も新型コロナウイルスの影響で事業所での開催となりましたが、前日から新年の飾りつけや式典の会場設営などみなさん協力して準備を行いました。

 

午前は式典のDVD鑑賞のあと各班に分かれて今年の目標書きをして「皮むきをがんばる」「家の手伝いをする」などみなさんの想いそれぞれを書かれていました。

午後のふれあいコーナーでは各事業所の出し物をDVDで鑑賞しました。

なかなか育成会全体で集まる機会が難しくなっていますが、映像を通して他の事業所の仲間の様子を見ることができ、自然と拍手がわきあがっていました。

お楽しみ抽選会では、夢工房みどりはたくさんの賞をいただく幸運に見舞われ、特賞である育成会賞も当たりました。クジを引いて利用者の方の名前を呼ぶたびに歓声があがり、とても盛り上がる時間になりました。

来年はコロナが終息してハートセンターでみなさんが楽しめる新年親子のつどいが開催されることを切に願っています。

忘年会を行いました

12月28日の仕事納めの日に、事業所で忘年会を行いました。

今年度もホテルでの開催が難しかったので、食事や部屋の飾りつけ等に力を入れ、雰囲気作りを行いました。

 

午後はビンゴ大会を行いました。今年は景品から好きな物を選ぶのではなく、わくわく感を感じていただきたく、中身が見えない袋に入れて選んでもらいました。

全員ビンゴするまで実施し、とても盛り上がりました。

まだまだ新型コロナウイルスが心配な状況は続いていますが、令和4年も皆さんが安心して過ごせるように感染予防を徹底しながら楽しい活動を考えていきたいと思います。

みどりわくわく文化祭2!今年は仮装大会🎃

11月6日(土)は「みどりわくわく文化祭2」でした。本人活動準備委員会が中心となって皆さんで準備してきた活動です。ネーミングからこだわって作られました。昼休みには仲間同士で呼び合って、話し合いや準備をしている姿が印象的でした。

午前の部は、「仮装大会」でした。好きな物や人、ディズニーパレード、ミュージックステーションをテーマにそれぞれのユニットで衣装を考え披露しました。とても華やかで盛り上がっていました。

 

 

午後の部は、「喫茶店」「宝探し」をしました。チケットを持ちいざ出店へ🎶

喫茶店では、ジュースやお菓子を楽しみました。宝探しでは、宝の地図を見ながら、宝箱を探しに出発✨見つけたら係の人に手渡し参加賞のお菓子を受け取り皆さん嬉しそうでした。

自分たちで1つの活動を盛り上げようと頑張られた分、当日も笑顔があふれていました。「みんなで挑戦したい」という思いは本当に大切だなぁと感じられる活動でした。これからも皆さんの思いを大事に活動できればと思います。

 

日帰り旅行に行ってきました!

10月16日に日帰り旅行を実施しました。

昨年は実施できなかった旅行ですが、今年は車内の過ごし方や現地での動きなどコロナ対策を行い、無事に実施することができました。バス内ではガイドさんの説明や映画鑑賞を楽しみました。

昼食会場のうぐいすや旅館では、お刺身や天婦羅、鯛の煮付けなど旅行ならではの料理も多く出されており、皆さん「おいしい」と舌鼓を打たれていました。

見学地のカステラランドでは、ウォーターカッターでカステラがスパスパ切れている様子に皆さん盛り上がられていました。

それぞれの見学地で皆さんの笑顔をたくさん見ることができ、例年以上に実施できてよかったと思える旅行でした。来年も是非実施できればと思います。

夢工房みどりは15周年を迎えました!

9月25日(土)は、夢工房みどり創立15周年を祝う会でした。

午前は思い出の詰まった写真を使った「み」「ど」「り」のパネルの創作を行いました。また、年代別の創作発表の準備も行い、それぞれの班で「こんなことあったね」「懐かしいね」と話しながら楽しまれていました。

 

 

午後からは、15周年を祝う会を開催しました。谷理事長、寺田事務局長、山田施設長をお迎えし、お言葉をいただきました。また、利用者の方2名が代表で挨拶を行い、夢工房みどりで好きなこと、活動で頑張っていること、これから頑張りたいことを話されていました。15周年記念DVDでは、開所からの懐かしい映像を仲間や職員と話しながら鑑賞されていました。その後、各ユニットで作成したパネルや年代別に分けた発表を行いました。旅行や新年会、運動会など思い出深いものばかりでした。

 

最後に、写真を1枚1枚パネルに貼っていくと、事業所で頑張っている姿、外食や旅行、運動会など楽しまれている姿と懐かしいものが多くあったと感じました。次は20周年に向けてたくさんの思い出作りができればと思います。