以前『きらりほっと』という造語をご紹介しました。これはヒヤリハットという言葉と同じリズムで作った言葉です。
支援を行う中で危険や事故などをどのように回避するかということや利用者の課題点に関することなどの検討が多くなされますが、日々の生活ではそのようなことばかりが起きているわけではありません。
利用者の皆さんのちょっとした行動が『きらり』と輝いていたり、利用者の皆さんのちょっとした言葉に『ほっと』させられることがたくさんあります。
ヒヤリハットは事故を防ぐために「突発的な事象やミスにヒヤリとしたり、ハッとしたりするもの」を見つけるものですが、『きらりほっと』は、利用者の皆さんの素敵な姿や心が温まる瞬間を見つける取り組みです。
今年度は積極的に『きらりほっと』を見つけ伝えあうことで、夢工房みどりのウリである雰囲気の温かさやモットーの一部である「誰でも自分らしく過ごせる居場所でありたい」をもっともっと向上させたいと思っています。
ブログでも時折紹介していきたいと思います。特別なことばかりではなく、日常のよくある一場面がほとんどかもしれません。しかしながら私たち職員もそういう『きらりほっと』に癒されながらすごさせていただいています。
今月もいくつか挙がったのですが、その中から一つ。
利用者の方には色んな性格の方がおられます。
ある利用者の方はご自分のことをされるときに「していいのかな?」という感じで声をかけられるのを待たれがちでした。
しかし、昨年度から事業所の本人活動に参加され、人前で話をすることもできるようになられました。
そして今年度、ご自分から職員に声をかけ、水筒を見せながら「水筒新しくなりました」と言われたり、よく周りを見られ困っている仲間がいたらスッと手助けをしてくださります。
少し前までは受け身な性格であるとの印象でしたが、ご自分から嬉しく感じたことを話したいと思われていたことがわかったり、仲間想いの行動を積極的にされる姿に、少しの驚きとともに『きらりほっと』しています。