みんなの会発表会~自分の体調を言葉以外でも!~

7月27日のみんなの会は、A班の生活・健康委員会の発表でした。

テーマは「わたしのからだ」です。

発表に向けてA班で話し合いを行った時、出勤したときに毎日行っている健康チェックでご自分の体調を言葉だけでうまく伝えることが難しいときがある。との意見が挙がりました。そこで、どのようなものが必要か考えてもらうと、パネルを作ろうということになり、準備を進めていきました。

当日の発表では、委員会活動で準備したパネルを使い、「具合が悪い」「目が痛い」などご自分の体調をどのように伝えたらいいのか皆さんに伝えました。特に手や足など、ジェスチャーを入れた発表はとても分かりやすかったです。

翌日からは、さっそくそのパネルを見て職員に「元気」「具合が悪い」と指差しして伝えたり、話に来る利用者の方の姿がありました。パネルを小さくして、それぞれのテーブルに置くことで、ご自身の体調を伝えていただいています。生活・健康委員会の皆さんの発表のおかげで皆さんがご自分の体調を考える機会になったり、職員にもよく伝えていただけるようになりました。今後も活用させていただきたいと思います。

会話ですっきり きらりほっと

今月も職員会議できらりほっとをあげたのですが、笑いが起きたり、「へぇぇ」「ほぉぉ」という声が漏れながら、温かな雰囲気で発表しあいました。

今回は利用者の方との会話から職員が感じたきらりほっとです。

お一人の方には『時間を意識してすごせたらいいなぁ』と時間を決めて話す支援を行っています。話したい気持ちと時間を守りたい気持ちと両方持たれるので葛藤される様子が見られますが、葛藤されながらも次の休憩時間を楽しみにしながら活動に取り組まれます。ある日、職員がこちらからご本人の好きな旅行の話題を伺うと、地図を示しながら目的地までの時間や昼食場所の候補、途中休憩できそうなトイレの場所(しかも旅行で利用しやすそうな広いトイレをピックアップ)など身振り手振りを交えてたくさん教えてくれました。地図や道程が好きであることは知っていたのですが、こんなにもたくさんの知識を持たれているとは驚きで、エピソードを聞きながら「すごいなぁ」という声が漏れました。「また相談に乗ってもらっていいですか?」と話すと、時間を決めたりしていたわけでは無いのですが、サムズアップ(いいねと親指を立てるポーズ)して次の活動に向かわれました。

もうお一人の方は苦手な食べ物や苦手な活動の話題がよく聞かれるので、『色々な人と会話を楽しむためにやっぱり好きなことや楽しいことの話題の方が相手の方と盛り上がれるのになぁ』と思って「嬉しい話がたくさんだといいと思いますよ~」と話をするのですが、やっぱり苦手なことの話題が多いんです。でもある職員が「へぇー、オレンジが苦手なんですか?ブドウはどうです?」「苦手~。でも桃は好き。〇〇も好きよ。あと〇〇も好き~」と自然と好きな話がたくさん出てきました。苦手だという言葉を自然に受け止めて普通に会話が展開していくと、実に好きな話がたくさんでした。

話をするのがお好きな利用者の方に、『時間を上手く意識出来たら』とか『相手と嬉しい話題で会話できるようになったら』など、他の人と会話するときにもお互い楽しくできるようにとの想いを持って支援することがあります。しかし、『時間をきめる』とか『話題の方向性を指摘する』とかではなく、本当に普通の会話の中でご本人がすっきり楽しんでいただくことは大切だなぁ、職員が利用者の方との間に持つ支援の意図が時折不自然になる場合もあるのかもなぁと考えさせられました。

特別な意図など持たずただただ会話を楽しむということは日常のちょっとした“普通のこと”かもしれません。ごくごく自然に会話を楽しまれる利用者の方の嬉しそうな表情に、そして利用者の方が会話ですっきりした姿を見つけられたことに、きらりほっとしました。

七夕まつり🎋★

7月2日(土) 夢工房みどりでは、「七夕まつり」でした。

午前は、「出張コンビニ」と「七夕短冊づくり」をしました。出張コンビニはセブンイレブンの方が来てくださいました。久々の活動ということで、皆さん楽しみにされていました。「どれにしようかな?」と悩まれながら、美味しそうなお弁当を皆さん笑顔で購入されていました!

短冊づくりでは、皆さん短冊にそれぞれ願い事を書き、貼っていました。色々な願い事があり、皆さんの願いが叶うといいなと思います。

午後は、「ダンスでマンボ」をしました。昭和の曲・平成の曲それぞれの曲に合わせ身体をたくさん動かしました!皆さん懐かしのメドレーで楽しかったようです。

久々の出張コンビニに笑顔でお弁当を購入される方やお店の方とお話される方もいて、楽しそうな様子に嬉しく思いました。コロナが落ち着いて、外食活動も実施できるといいなと願っています。

令和4年度のサークル活動

夢工房みどりでは月に1回サークル活動を行っています。令和4年度は3つのサークルを実施しています。

からおけサークルは好きな曲を選曲してもらい歌ってもらっています。アイドルの歌やアニメの主題歌などテーマを決めてみんなで一緒に歌ったり、仲の良い利用者とデュエットしたりして盛り上がっています。時々カチューシャを身に着けたり、コスプレをしたりして雰囲気も楽しまれています。

だんすサークルはダンスの動画を見ながらみんなで踊って楽しまれています。年々希望者が増えている人気のサークルで全員で一緒に踊ったり、立ってノリノリで踊る方や座って自分なりのぺースで楽しまれている方など、みなさんのペースで楽しまれています。また3か月ごとに課題曲を設けて一緒に振り付けを練習しています。

いんどあサークルはジェンガやジクソーパズルなどゲームをしたり、DVD鑑賞をしたりなど様々な内容です。昨年まであった「あーとサークル」を合体して作品づくりも行ったりしています。のんびりとDVD鑑賞したり、作品づくりの後にジクソーパズルを楽しむなどみなさんリラックスして参加されています。

サークルは月に1回ですが、好きな活動をしていただいて、休憩時間にはジュースやお菓子を食べながら、仲間とのリラックスしたひとときを過ごされています。

「ありがとう」の言葉にきらりほっと

毎月職員会議できらりほっとを挙げあうのですが、今月は「ありがとう」という言葉をいただいてきらりほっとした話がいくつもありました。

忘れ物をお届けした翌日、朝から職員室の前に立っておられて「どうしましたか?」と尋ねると、日頃言葉少なめ方なのですが「自宅まで届けてくれてありがとうございます」と言っていただきました。

予定表に〇をつけながら次の活動を確認される方がいます。〇をつけるためにボールペンをお貸しすると、いつもはそのまま置いておかれるのですが、「ありがとうございました」と言って渡してこられました。

他にも、歯磨きや服薬などの支援に対して必ず「ありがとうございました」と言われる方や、野菜の皮むき支援で野菜の受け渡しをするときに必ず「ありがとうございますっ」と言われる方もいます。

こうやって考えていくと、事業所では「ありがとう」という言葉がたくさん聞かれていることがわかりました。

利用者の皆さんからの「ありがとう」の言葉にきらりほっとさせていただいてますが、職員も日頃から利用者の皆さんのちょっとした姿に「ありがとうございます」と気持ちを込めてお伝えしていきたいと改めて思いました。

お二人の会話に きらりほっと

1~2ヶ月に1回のペースでご紹介する予定でしたが、本日のきらりほっとを挙げたいと思います。

朝から利用者のAさんから「話を聞いてもらっていいですか?」とありました。就労継続の事業所を目指しているAさんが、就労継続の事業所を以前利用されていたBさんに質問をされたそうです。

Aさん「Bさんは何で生活介護なのに通ってるの?」             Bさん「僕は生活介護に行ってるんじゃないとよ。夢工房みどりに行ってるんだよ」

Aさん「Bさんは何でそんなに怒らないの?職員や他の利用者に何か言われたときにイライラしないの?」                          Bさん「僕は夢工房みどりのみんなを家族と思っているからイライラしないし、怒らないんだ」

という会話だったそうです。Bさんの返答は職員としても嬉しいですし、内容が素敵だなと思いましたが、こういう会話ができるAさんも、そしてお二人の関係性も素敵だなと思いました。

そして最後にAさんは「Bさんの言葉を聞いて私も同じように感じられるようになりました」と言われました。

私は「朝から素敵な話をいただいてありがとうございます」とお伝えしました。

みなさん生活の中で色々な想いや葛藤を持ちながら過ごされていますが、そういう気持ちを伝えあえることはとても素敵だなぁと感じました。

そういうお二人は本日も昼休みに他の仲間も誘って、ご自分たちで次の本人活動「さいころトーク」の打ち合わせをされていました。他の利用者の皆さんに質問する内容の検討やわかりやすく説明するためのイラストを話し合われていました。本人活動準備委員会ではどの利用者の方にもわかりやすい工夫を考えてくださっているお二人が、お互いの気持ちを会話され、その内容の素敵さにきらりほっとしました。

いいとこ発見『きらりほっと』

以前『きらりほっと』という造語をご紹介しました。これはヒヤリハットという言葉と同じリズムで作った言葉です。

支援を行う中で危険や事故などをどのように回避するかということや利用者の課題点に関することなどの検討が多くなされますが、日々の生活ではそのようなことばかりが起きているわけではありません。

利用者の皆さんのちょっとした行動が『きらり』と輝いていたり、利用者の皆さんのちょっとした言葉に『ほっと』させられることがたくさんあります。

ヒヤリハットは事故を防ぐために「突発的な事象やミスにヒヤリとしたり、ハッとしたりするもの」を見つけるものですが、『きらりほっと』は、利用者の皆さんの素敵な姿や心が温まる瞬間を見つける取り組みです。

今年度は積極的に『きらりほっと』を見つけ伝えあうことで、夢工房みどりのウリである雰囲気の温かさやモットーの一部である「誰でも自分らしく過ごせる居場所でありたい」をもっともっと向上させたいと思っています。

 

ブログでも時折紹介していきたいと思います。特別なことばかりではなく、日常のよくある一場面がほとんどかもしれません。しかしながら私たち職員もそういう『きらりほっと』に癒されながらすごさせていただいています。

 

今月もいくつか挙がったのですが、その中から一つ。

利用者の方には色んな性格の方がおられます。

ある利用者の方はご自分のことをされるときに「していいのかな?」という感じで声をかけられるのを待たれがちでした。

しかし、昨年度から事業所の本人活動に参加され、人前で話をすることもできるようになられました。

そして今年度、ご自分から職員に声をかけ、水筒を見せながら「水筒新しくなりました」と言われたり、よく周りを見られ困っている仲間がいたらスッと手助けをしてくださります。

少し前までは受け身な性格であるとの印象でしたが、ご自分から嬉しく感じたことを話したいと思われていたことがわかったり、仲間想いの行動を積極的にされる姿に、少しの驚きとともに『きらりほっと』しています。

春祭り

5月7日(土)の休日営業日に、春祭りを行いました。

当日は午前中は創作。昼食休憩を挟んで午後にレクリエーションをそれぞれ行いました。

昼食時には、少しでも『春』らしさを感じてもらいたいと思い、鯉菓子を提供しました。

今回のレクリエーションは、おにぎりの絵をめくって裏に書いてある具の絵合わせをする『おにぎり神経衰弱』です。

午前中の創作の時間に作成した梅、わかめ、鮭などのおにぎりカードを皆でめくり合わせました。

トランプで行う神経衰弱とはまた違った面白さがあり、皆さん楽しまれていました。

新年度は新しい班、仲間と共に

4月1日に令和4年度の開始式を行いました。

A班、B班、C班と3つの班に分かれ、スクリーンや資料を見て今年度の夢工房みどりのことについて、話を聞いていました。特に、新しい班の仲間が誰なのか皆さん気になる様で、資料を広げて確認する様子が多かったです。

 

仲間だけではなく、席やボックスの位置も新しくなり新鮮さが感じられました。開始式の後は各班で、新しい仲間のことを知るために自己紹介を行いました。自分の好きなこと、頑張りたいことなど話し、盛り上がっていました。午後は班長や当番決め、各班の委員会ですることを確認しました。

班や仲間だけではなく年度が変わることでいろんなことに変化がありますね。わくわくと楽しみなこと、どうしようと不安になること、いろんな気持ちがあると思いますが、1つ1つ皆さんと関わりながら今年1年も一緒に過ごしていければと思います。

広報委員会の発表

2月24日(木)に、みんなの会の活動の中で広報委員会の発表を行いました。

広報委員会は毎年発表の時間の中で、みどりのそれぞれの委員会の紹介をしているのですが、今年は生活委員会がテーマでした。

この日に向けて広報委員会の方は、9カ月かけて取材や撮影を通してビデオ作品の作成を行ってきました。

当日は、ビデオを見る前にみんなで生活委員会の皆さんが日頃、どんな仕事をしてくれているのか話し合いを行いました。

 

話し合いをしてからビデオを見てもらったためか皆さんの反応は例年より良く、ビデオが終わった時には拍手喝采が起きました。

みなさんが日頃頑張っていることを改めて振り返る、いい機会になったと思います。広報委員会の皆さん、お疲れさまでした。